2016.07.06 08:34薄桜鬼華の章華の章非攻略キャラ√を攻略中です。とってつけたような√だから仕方ないけど、非攻略キャラの後編は短いですね〜。山崎さん、永倉さん、山南さんを1日でclearしました。今、相馬くんをプレイ中です
2016.06.23 07:08鳥籠に囚われた姫 あの雪の朝に…壬生浪士組が会津藩のお預かりになって数日が過ぎた。すみれに許されている自由は庭で散策をすることと、縁側で本を読むことだけだ。だが、心眼(透視力)を使えば屯所の様子は手に取るようにわかる。歳三、山南、近藤は南座敷で膝を突き合わせて会議中らしい。原田や新八、平助の三人は仮設の道場で剣...
2016.06.20 02:11鳥籠に囚われた姫永倉新八や原田左之助らは芹沢鴨と島原に向かったが、総司は断った。もう疲れて眠いからと弁解したが、本当は違った。(せっかくの酒がまずくなるんだよね)芹沢の手柄顔が総司の癪にさわっていた。湯浴みをしたら、少しさっぱりした。総司は自然とすみれの寝所に足を向けた。「歳三兄さんから目を離す...
2016.06.17 06:05鳥籠に囚われた姫 預かりもの夕陽が山並みに沈んだ。試衛館一党と芹沢一派が屯所に戻ったのは、夕月が出た頃だった。八木邸の門をくぐる顔つきは、どれも晴れ晴れと明るい。「会津藩はいい顔しねえと思ってたぜ。こんなにうまくいくとは思わなかった」永倉新八がガッツポーズをする。「俺たちの強さを見抜いたってか。わかる奴には...
2016.06.16 01:35鳥籠に囚われた姫 縛め二朝陽が山から顔を覗かせ始めた。室内は明るくなりつつあった。実のところ、歳三は寝てはいなかった。狸寝入りで、すみれの回想を心の目で視ていたのだ。歳三は寝返りをうった。そっとすみれの黒髪に口付ける。「お目を覚まされました?」「いろいろしなきゃならないことがあるからな。いつまでも、寝て...
2016.06.14 07:04鳥籠に囚われた姫 縛め「あうっ」夜着越しに、すみれの全身を精神の鎖が走り抜けた。振り返ったすみれの目に斎藤一が映った。「恐れていたことが起きたか。悪く思うな。お前を縛める」縛める。精神の鎖で、相手の動きを封じることである。雁字搦めにされたら最後、体力のみならず、気力も特殊能力すらも奪う。すみれの肌を縛...
2016.06.13 07:33鳥籠に囚われた姫 不可侵の少女そろそろ日付をまたごうとする時刻。暗闇がいきなりまばゆい光を発した。「な、なんだ?」「眩しい! 目が……」宿泊客らが両手で目を覆った。光源はわからない。ただ、真っ白な光が宿場町を埋め尽くした。誰もが目を開けられない状況だった。町辻の天水桶がいくつも宙に浮かんだことに、歳三たち以外...
2016.06.10 14:57鳥籠に囚われた姫新八、平助、総司、一!」近藤勇の後方で成り行きを見守っていた原田左之助が、試衛館のみんなを振り返った。宝蔵流槍術の使い手。手には、穂先のカバーを外した槍があった。「山岡先生の助太刀するんだな? まかせとけって」「ちょうど、長旅で体がなまってたとこだったんだよな」「天然理心流の実力...